お知らせ
田んぼの生き物たち (その1 トンボ)
2021.6.25
どんどん暑くなっている今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
小松島は地形の関係か、風がとても強いので、まだ比較的過ごしやすいです。
さて、小松島の田んぼでは、草管理や水管理をしながら、日々生き物を観察していますが、一度では全部紹介できないので、少しずつ記事に出来たらなと考えています。
ついこの間、ヤゴの抜け殻、羽化したてのトンボを確認してから、田んぼ周辺でトンボが乱舞する光景を見ることが多くなりました。


ネオニコチノイド系や、同じく浸透性のフィプロニル系の育苗箱施用殺虫剤を用いたり、羽化前に強い中干をしたりすると、赤とんぼの羽化に悪い影響が出るとの調査報告もあります。生き物にもやさしいお米づくりを広めていきたいですね。

他にも、ホソミオツネントンボやアオモンイトトンボ、シオカラトンボなんかもよく田んぼで見かけます。





カエルやオタマジャクシは近づくとすぐ逃げていくのですが、トンボは逆に近くを飛び回っているような気がします。周囲をトンボたちに囲まれると、なんとなく、「羽化させてくれてありがとう」と言ってくれているような気になったりもします。シオカラトンボが水面に産卵している姿を何度か見かけましたが、やはり、水は溜めてないとトンボにとってはよくないのかもしれません。来年も元気に飛び回ってくれるよう、水管理はしっかりやっていきたいと思います。
トンボについては以上になります。
こんな風に、田んぼが育てているもの、実はお米だけではありません。カエル、メダカ、ゲンゴロウ科などの水生昆虫などなど、田んぼでは様々な種類の生き物が共に暮らしています。中には絶滅危惧種に指定されているものも。生き物に関する知識は全くの素人ですが、そんな生き物たちを育む田んぼの姿を、少しずつごお伝え出来たらなと思います。